【茶畑めぐり和束編】天まで続くかのような「山なり茶畑」!宇治茶の郷を訪ねて。
2017.11.24
日本茶の高級ブランド「宇治茶」の産地であるお茶の京都エリア。中でも、約4割を生産しているのが和束町です。町のいたるところに茶畑が広がり、山の斜面いっぱいに横畝(うね)模様が続くさまは本当にキレイ!
ビュースポットを周遊する散策コースがあるので、自然を感じたい!という時に出かけるのにもぴったり。そんな和束での茶畑のめぐり方をご紹介します。
徒歩やレンタサイクルで茶畑をのんびり散策!
まずは拠点となる「和束茶カフェ」へ。車はここに停めて、レンタサイクル(電動自転車)を借りて回るのがオススメです。MAPやパンフレットを手に入れて、まずは情報収集を。
この日は、期間限定イベント「茶畑ビューイング」が開催中だったので、そのMAPに沿ってめぐってみることにしました!
最初に訪れたのが、茶畑アート「うつりかわりの茶小屋」。太陽の光を取り込んだインスタレーションが、和束の自然や流れる静かな時間を際立たせます。
こちらの展示は、2017年12月3日のイベント終了まで。その後は、もとの茶小屋に戻るので気を付けてくださいね。
続いて、撰原の茶畑ビューポイントへ。和束茶カフェから自転車で15分ほどです。
高台から、どこまでも続く山並みを眺めながらのサイクリングは最高に気持ちいい!
さらに5~10分走ると、有名な石寺の茶畑ビューポイントに到着!ここでも、2017年12月3日までは茶畑アートを見ることができます。
もちろん、イベントが終わった後も美しい景観はいつでも楽しめるのでぜひ足を運んでみてくださいね!
ニューアイテム「ゴルフカー」登場!
今回のイベントの際に、新しいめぐり方として実証実験されているのが「ゴルフカー」。講習を受講した町職員さんたちが交代で運転手を務めています(12月3日まで毎日運行)。
観光客に好評であれば本格運行されるそうなので楽しみですね!
茶畑の間の狭い道をゆっくり走るので、のんびり景観を楽しめます。ゴルフカーでしか入れないルートもあり、より茶農家さんの暮らしを感じられるのが魅力。坂道もラクラクです。
途中下車をして写真を撮ったり、この時はちょうど作業されていた茶農家さんとおしゃべりすることができました。
来年の一番茶のために茶樹を刈りそろえているのだそう。おいしい新茶が待ち遠しいです!
イベント期間中の土日祝には、フレームで切り取った景色を楽しみながら和束茶の飲み比べが楽しめる「茶畑ハウス」(有料)も登場。
アートや茶畑ハウスを楽しみながらめぐる「茶畑ビューイング」、ぜひ体験してみてください。イベント期間中でなくても、トレイルMAPがあるので気軽に訪れてくださいね!
茶畑めぐりの後は、お茶とお茶グルメ!
和束茶カフェに帰ってきたら、和束産茶葉を使用した「急須で飲む煎茶(税込400円)」で一服。普段はペットボトルで済ませてしまいがちですが、丁寧に淹れたお茶は香りが高くまろやかで、体に染みわたるような味わい。茶畑を周遊してきた後に飲むと、ますますおいしく感じます。
そろそろおなかもすいてきたので、ランチはお茶を使ったメニューが充実している「d:matcha」さんへ。
こちらは、「碾茶マシマシ汁無し担々麺セット(税込1,350円)」。上にどっさり乗っているのは、なんと碾茶の茶葉なんです。
碾茶は抹茶の原料で、粉ではなく茶葉の状態で見ることはなかなかありません。香りが濃く、ピリ辛麺と良く合います。茶農家さんが営むカフェならではの斬新なメニューですね!
他に、ほうじ茶の焙煎香とまろやかなスープの組み合わせが斬新な「鶏白湯・ほうじちゃ一麺セット(税込1,350円)」も人気です。
かわいいパッケージに入ったお茶はお土産にぴったり。シングルオリジンのお茶やドライフルーツ×日本茶のブレンドティーなど、お茶の楽しみ方を広げたいというオーナーさんたちの思いが込められたカフェ&ショップは、いつ訪れても発見があるはず!
テイクアウトのパンやスイーツも充実しているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
茶摘み体験や茶畑ハイキング、抹茶石臼挽き体験など
充実の体験メニューについての詳細はコチラ
https://dmatcha.jp/hpgen/HPB/entries/2.html
茶源郷・和束で、こんなお茶づくしの一日を過ごしてみませんか?
徒歩や自転車でゆっくり散策すると、車で通り過ぎるだけだと気づかない風景に出会えます。お気に入りのマイベストビュースポットを見つけてみてくださいね。
執筆者:お茶の京都DMO編集長