そこでしか体験できない感覚的に深い時間と空間 「明朝体のルーツ 黄檗文化を今に問う」

そこでしか体験できない感覚的に深い時間と空間 「明朝体のルーツ 黄檗文化を今に問う」

 日本の文化の一部となった黄檗文化
 印刷物やデザインなどで広く親しまれている明朝体。その起源が、京都府南部「お茶の京都エリア」で宇治市にある、日本三大禅宗のひとつで、黄檗宗(おうばくしゅう)の大本山萬福寺と塔頭宝蔵院(ほうぞういん)にあります。


 江戸時代、黄檗宗の高僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師と共に、中国(明の時代)から日本に渡来した一行が伝え、広まったのが黄檗文化です。


 黄檗文化は、仏教思想を始め、建築、文化、音楽、書道、絵画、彫刻、印刷、医学に至るまで幅広く多岐にわたります。


 身近なものでは、インゲン豆(名称は「隠元禅師」から)、スイカ、レンコン、ナス、タケノコ、落花生、煎茶、ちゃぶ台などの食文化から、新聞やパソコンの書体である明朝体文字や400字詰め原稿用紙などがあり、今では日本の文化の一部となっています。 


 印刷文字明朝体や原稿用紙の元になったのが、隠元禅師の弟子、鉄眼道行(てつげんどうこう)禅師が、隠元禅師から授かった明朝版大蔵経と萬福寺内の寺地をもとに藏板・印刷所(宝蔵院)を建立し、全国から募財を集めて版木を彫り、幾多の苦難を超えて出版した「鉄眼版一切経」です。


 一切経とは、仏教経典全部、一切合切という意味合いで、仏教各宗派で使われているお経は、いずれもこの一切経に含まれます。鉄眼版一切経は340年以上経過した今現在も、宝蔵院収蔵庫にて熟練の刷り師により手刷印刷が行われています。


 明朝体のルーツ 黄檗文化を今に問う
 新聞やパソコンの書体として身近な印刷用字体で明朝体。この明朝体のルーツが、京都府南部にある観光エリア「お茶の京都」で、黄檗文化の発祥の地、萬福寺宝蔵院にあることを多くの方に知って頂きたく、イベントを開催いたします。


 ふだんは一般非公開の萬福寺法堂にて明朝体をテーマとした展示を行うほか、宝蔵院収蔵庫の中に入り、収蔵されている約6万枚の鉄版版一切経版木の見学ツアーを行います。宝蔵院収蔵庫では、熟練の刷り師による手刷印刷の様子を見ることができます。


 このほか、明朝体のレタリングを通じて文字のカタチにふれる芸術体験、心落ち着く禅空間で有名書店がセレクトした本を味わう至高の読書時間、僧侶による法話、座禅体験、写経体験などを催す予定です。


 また、萬福寺は、中国風精進料理で普茶(ふちゃ)料理でも有名ですので、この機会にぜひともお召し上がりください。→詳しくは、萬福寺の公式ホームページをご覧ください。


 明朝体のルーツ、黄檗文化を今に問う。そこでしか体験できない感覚的に深い時間と空間を、ぜひともお楽しみください。


 有料。詳細は近日中に掲載致します。


 関連URL
◆黄檗山(おうばくさん)大本山萬福寺(まんぷくじ)。1661年(寛文元年)、中国僧で日本黄檗宗の開祖である隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師が創建。萬福寺の建造物は中国明朝様式を取り入れた伽藍配置で、創建当初の姿のままを今日に伝える寺院は日本では他に例が無い。代表的禅宗伽藍建築群として主要建物23棟、回廊、額などが国の重要文化財。
所在地: 京都府宇治市五ケ庄三番割34
連絡先:電話0774-32-3900
公式ホームページ:https://obakusan.or.jp/


◆黄檗山(おくばくさん)宝蔵院(ほうぞういん)。1669年(寛文9年)、黄檗宗の僧で鉄眼道光(てつげんどうこう)禅師が一切経の開版を志し、隠元隆琦禅師から萬福寺山内の寺地を授かり、藏板・印刷所として建立。収蔵庫には、鉄眼版一切経版木が収蔵されていて、国の重要文化財。全6,956巻、現在仏教各宗派で使われているお経は、いずれもこの一切経のうちに含まれる。今もなお、熟練の刷り師による手刷印刷が行われている。
所在地:京都府宇治市五ケ庄三番割34-4 →(Googleマップ)
連絡先:電話0774-31-8026
公式ホームページ:https://www.hozoin.net/ 

開催日 2021年(令和3年)11月23日(火祝)~11月28日(日)
場所 黄檗山大本山萬福寺、黄檗山宝蔵院
住所 京都府宇治市五ケ庄三番割34
アクセス 【鉄道】
JR奈良線「黄檗駅」下車 徒歩5分
京阪宇治線「黄檗駅」下車 徒歩5分

【自家用車】
滋賀方面からの場合、京滋バイパス「宇治東IC」から5分
大阪方面からの場合、京滋バイパス「宇治西IC」から10分
料金 有料。詳細は近日中に掲載いたします。
お問い合わせ お茶の京都DMO;電話0774-25-3239(平日午前8時30分~午後5時15分)
備考 ※掲載情報は、2021年9月27日現在のものです。新型コロナウイルス感染拡大防止等の観点から、予告なく催し内容を変更する場合があります。

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