等身大の十一面観音立像 ローマの海外展にも出品

観音像は、白山神社境内にあった法雲寺(廃寺)に安置されていましたが、明治の廃仏毀釈を逃れるため近くの西念寺(現法雲寺)に移されました。一時修理・調査のため、京都国立博物館に預けされていました。修理の際、台座蓮弁の五枚に墨書で描かれた戯画が発見され、平安絵画研究の貴重な資料として話題になったといいます。その後元に戻すことが決まり、本堂を建て替え、平成二七年に戻ってきました。