北谷 日光寺
銭街道の名も残る 旧高木村の山の寺
縁起によれば、神亀元年(七二四)行基菩薩が当地に巡錫されたのを機に、聖観音を本尊として日光寺を建立しました。しかし元和二年(一六一六)に堂宇の焼失に遭いました。その後、法誉智春上人がこの地に草庵をかまえ浄土宗に改宗し、念仏弘道の道場として隆盛しました。寛永三年(一六二六)村民の寄付により観音堂を建立し、本尊観音菩薩を安置しましたが再び堂宇が焼失しました。享保四年開誉上人代に当地の住人代官浅井正隆氏の寄進により再建、多くの参詣者を集めましたが、昭和三六年の室戸台風により、二〇〇年以上続いた本堂は全壊、庫裏も半壊しました。その後、以前よりかなり縮小となり、再建されたのが現在の日光寺です。
御詠歌 | ときわかず つくれる つみは きゆるゆき 日かげくもらぬ たかききただに |
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アクセス | JR片町線同志社前駅・近鉄京都線興戸駅下車徒歩15分 |
電話番号 | 075-955-0494 |
住所 | 京都府京田辺市三山木天神山 |