市坂 観音堂
村人の真心通じて 動いた石の観音さま
2メートル四方ほどの御堂が3棟連続して並んでいる右側が観音堂です。奈良春日山におわした石の大観音さまは、多くの村の人たちが合力しても、ビクともしなかったのですが、市坂村の村人の真心が通じたのか、ようやくこの地に動座されました。村人の安全と繁栄を、見守り続けてこられた「動観音」と言い伝えられ、今日も大切に祀られています。御堂の束木には、大永四年(一五二四)に堂建立、慶応二年(一八六六)に再興棟上などが墨書されています。現在の御堂は昭和四七年のものです。
御詠歌 | かぜわたる このまの 月のうつるにぞ うごくほとけの みかげなるらん |
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アクセス | ■JR木津駅から徒歩約30分 ■コミュニティバス(木-1)で「市坂南口」下車すぐ |
電話番号 | |
住所 | 京都府木津川市木津市坂弊羅坂103 |