地蔵の前 泉橋寺
泉川ゆかりの橋守の寺 大きな石地蔵や五輪塔
奈良時代の高僧行基が建てた四十九院の一つで、天平一二年(七四〇)に開かれた発菩薩院、隆福尼院、泉布施屋を前身とする寺院です。徳治三年(一三〇八)に造られた石の地蔵は、応仁の乱の最中、文明三年(一四七一)地蔵堂もろとも焼かれて二〇〇年以上そのままになっていましたが、元禄三年(一六九〇)に、頭部と両手が修復されたと伝えられています。境内にある五輪塔は国の重要文化財に指定されています。ここは古北陸道として木津川を渡った要所で、大雨になれば交通が途絶え、行路病者たちや多くの人々が渡しの近辺に滞留せざるをえなくなるため、そのような人々の救済のために建てられたものかもしれません。
御詠歌 | もろともに わたす ちからは たのもしき いづみのはしの みてらとひつゝ |
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アクセス | ■JR上狛駅から徒歩約10分 ■JR木津駅から徒歩約20分 |
電話番号 | 0774-86-2426 |
住所 | 京都府木津川市山城町上狛西下55 |