楽しみ味わいながら緑茶のルーツを知る1日コース
世界遺産や茶問屋がある宇治市から、煎茶のふるさと宇治田原町まで、お茶スポットをめぐるコース。まず平等院を訪ねて、宇治市観光センターに併設された茶室へ。その後は、日本緑茶発祥の地へ向かい、お茶を使った洋食ランチを楽しんで、日本煎茶の祖と呼ばれる永谷宗円の住居跡で、茶葉が緑茶になる方法を学ぼう。
所要時間 8時間
発見!お茶の魅力
自然の中でリフレッシュ
お茶の京都をドライブ
宇治市 宇治田原町
まずは極楽浄土を表す世界遺産を訪ねる
せっかく宇治に来たら必ず立ち寄りたい世界遺産。定朝による阿弥陀如来坐像を安置する鳳凰堂と呼ばれる阿弥陀堂、国宝を含む寺宝を展示するミュージアムの鳳翔館など見どころが多い。境内には日本茶専門店の「藤花」もあり、抹茶や煎茶などが550円から味わえる。
徒歩 3分
奥深い茶道をワンコインで気軽に体験
「宇治市観光センター」に併設された茶室は、作法を知らない人でも気軽にお茶を楽しめる。美しい所作を目の前で見ながら、飲み方などを教えてもらい一服。本格的な茶室で、抹茶や煎茶を。薄茶500円、煎茶500円(各季節のお菓子付き)
月替わりのお道具も気になる
お菓子はもちろん、月毎にお軸や釜などお道具も季節に合わせて変わる。各流派の先生が生ける茶花も美しく、茶室の隅々まで楽しみたい。
車 30分
里山の隠れ家レストランでお昼ごはん
ホテルなどで修業しドイツの日本領事館で腕を振るったシェフが、実家を改装しレストランに。地元の新鮮野菜とともに、玉露入りパン粉を使う豚肉と白身魚のカツレツなどのメイン料理、天然酵母パンやスープが付くランチを味わおう。
アイデアが光る宇治茶を使うランチ
シェフお勧めお手軽ランチメニュー1600円。時には、地元産の有機玉露を使う料理やデザートが味わえる
車 5分
歴史を伝える趣深い茅葺の建物で煎茶誕生を知る
15年の研究ののちに色・味・香に優れた緑茶の製法を考案し、多くの人に伝えた永谷宗円。復元された生家には、製茶道具や当時の焙炉(ほいろ)跡が保存されているほか、事前予約により地元産煎茶のふるまいと、映像で茶の製法や宗円の足跡を見ることも。
徒歩 1分
地域の信仰を集める氏社へ
永谷宗円生家に隣接する神社。考案した緑茶製法を人々に広め、集落の整備に尽力した宗円を、祭神として合祀する。茶にゆかりのある神社として全国から参拝客が訪れ、大晦日の夜には、永谷宗円生家で手揉みした緑茶を仕上げ、元旦に奉納するという行事が行われる。
車 5分
香り高い宇治田原町のお茶をお土産に
大正15年(1926)創業以来、厳選した茶葉を使い、徹底した品質管理のもと、製茶から販売までを一括して行う老舗の製造卸売り問屋。直売所では香り高い宇治茶の茶葉や、オリジナルの茶スイーツを販売する。
ほうじ茶も抹茶も緑茶も揃う店
一口サイズの京らすく、手づくりのグリーンティーといったパッケージが素敵なのも嬉しい。