【茶畑めぐり南山城編】京都府唯一の村には、広~い茶畑があちこちに!
2017.11.28
宇治茶の産地として和束町に次ぐ生産量を誇る南山城村。村の面積の約4分の3を占める山林を利用し、狭い谷間や丘陵には広々とした茶畑が広がっています。
空に向かって伸びる縦畝(たてうね)の壮大な風景。
畝(うね)が縦に伸びるさまは、山の中腹以上に茶畑がある高尾・田山地区独特の珍しい風景。茶摘み機で効率的に茶葉を摘むことができ、防霜ファンからの送風を通しやすい植栽方法なのだとか。
こちらは田山の茶畑。斜面に広がるきっちりと刈りそろえられた畝がなんとも美しい!
ドライブしながらめぐったり、村内にはサイクリングコースもあるので自転車で訪れるのもオススメです! ※茶畑は私有地です。マナーを守って見学してくださいね。
南山城村産のお茶=村茶(むらちゃ)を味わうならココ!
2017年4月にOPENして以来、地元の方と観光客で賑わう「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」。南山城村を訪れたら必ず寄りたいスポットです。
ここでは、南山城村産のお茶=村茶(むらちゃ)を使ったオリジナル商品やスイーツ、グルメを楽しむのがオススメ!まずは、村風土食堂「つちのうぶ」へ。
郷土料理や村のお茶を使った料理が充実しています。この日は茶そばをいただくことにしました。
村そば定食850円(税込)。南山城村産の一番茶を練りこんだそばは、お茶のいい香りが食欲をそそります。おにぎりは、水の代わりにほうじ茶と少しの塩で炊いたご飯。ほんのり香ばしくて優しい味わいです。
より良いお茶を楽しんでもらいたいと、ほとんどのメニューに一番茶を贅沢に使用しているそう。お茶の産地ならではのこだわりを感じますね。
食後はこちら。
村茶セット600円(税込)は、南山城村の3農家による、タイプの違うお茶(純煎、玉雫、深冠)をその日の気分で選び、自身で丁寧に淹れていただきます。
一煎、二煎、三煎と変わりゆく味わいをゆったり楽しむ時間がなんとも贅沢!
お茶菓子は、村産石臼挽き一番茶抹茶のパウンドケーキとアイスの盛り合わせを。
お茶を淹れたら、飲む前に香りを楽しんでから…。忙しい毎日の中では省略してしまいがちなことを、思い出すいいきっかけに。
ここで味わえるお茶やスイーツは、ショップで購入できるので、気に入ったものがあったらぜひおうちでも楽しんでみてください。
テイクアウトメニューもお茶づくし!抹茶ソフト(税込400円)やサンデー(税込580円)のほか、ジェラートは抹茶、ゆず抹茶シャーベット、煎茶、ほうじ茶、ほね茶、紅茶とお茶だけで6種類もそろっているんです(税込350円)。おやつにどうぞ!
見て、食べて、飲んで、お茶の魅力を存分に楽しめる南山城村へぜひ出かけてみてくださいね。
執筆者:お茶の京都DMO編集長