黄檗山萬福寺
全てが中国式の異国情緒あふれる禅寺
江戸初期に日本に渡来した中国僧、隠元によって1661年(寛文元年)に開創。日本の一般的な寺院とは異なる中国式寺院。境内の中国明朝様式の巨大な伽藍群は、全体を龍にみたてて造られた。今なお建立当時の伽藍が残っているほか、中国風精進料理「普茶(ふちゃ)料理」や唐韻で読まれるお経「梵唄(ぼんばい)」など、当時の文化にも触れることができる。
隠元は、木魚、インゲン豆、レンコン、喫茶(煎茶)習慣、食卓を囲んでの食事習慣などを日本にもたらしたことで知られる。
塔頭 宝蔵院には、日本僧、鉄眼が 開刻した「鉄眼版一切経版木」が収蔵される。隠元がもたらした中国の明の版の一切経を原本に彫られたため、その書体を「明朝体」と呼ぶようになる。今日の新聞やパソコン等で用いられる書体「明朝体」のルーツとされる。
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三門 正面の額「黄檗山」「萬福寺」は隠元書
天王殿 ×型の組子を入れた匂欄は、中国で使用されているデザイン
大雄寶殿 日本では唯一最大のチーク材を使った歴史的建造物
釈迦如来坐像 京大仏師兵部作、寛文9年(1669)造立、木造、像高250cm
斎堂 前方入口の前には「開梆」「雲版」がある
TEL | 0774-32-3900 |
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住所 | 京都府宇治市五ケ庄三番割34 |
営業時間 | 9時~17時(入山受付は16時30分まで) 普茶料理 11時30分~14時30分 |
定休日 | なし |
料金 | 拝観料 大人500円 坐禅体験 1,000円 写経体験 2,000円 普茶料理各種(要予約) 3,300円~ 詳しくは、萬福寺公式サイトでご確認ください。 |
アクセス | ◆JR奈良線「黄檗」駅、または京阪宇治線「黄檗」駅下車、徒歩5分 ◆京滋バイパスの滋賀方面からは「宇治東」ICから5分、大阪方面からは「宇治西」ICから10分(駐車場あり:出入口は宇治市黄檗公園側) |
関連URL | https://ochanokyoto.jp/nihon-isan/cultural-property/detail.php?sid=748 |
リンク | 施設サイト |
駐車場 多目的トイレ