興聖寺で坐禅を初体験。気付きや驚きのある貴重な経験に
2021.11.06
全国で1万4千以上ある曹洞宗寺院の中で最も古い「曹洞宗初開道場」、興聖寺(京都府宇治市宇治山田27-1)。今回はこちらのお寺で坐禅体験をさせていただきました!日常を離れ、初めての感覚を体感できて気付きや驚きのある貴重な経験になりました。
境内を案内していただきました!
坐禅の前にお寺の方が境内を案内して下さったのですが、実際に色々なものを拝見しながらお寺や歴史などについて教えていただけて、とても勉強になりました。実際に境内を歩いてみると想像以上に広く感じたり、お寺の空間や香りに癒されるという発見もありました。
お寺のご本尊は、興聖寺を開かれた道元禅師が自ら作られたと伝わるお釈迦様。ほかにも伏見城遺構の血天井、源氏物語にゆかりのある「手習観音」、3つのお顔を持つ三面大黒天などなど色々拝見しました。
心静かに、手を合わせます…。
境内を案内していただいた後は、坐禅での足の組み方や心構えなどを教えていただき練習しました。
足を組んだら体をゆっくりと前後左右に揺らし、背骨を一つひとつ積み上げていくイメージで姿勢を整えて、最後に頭を乗せます。目は閉じるのではなく半眼で、体に余計な力を入れず、呼吸は深く。頭に浮かぶ事は追い求めず、追い払わず…川の流れのようにただ眺める。体と呼吸を整えると、自然と心が整うのだそうです。
坐禅と言えば肩や背中を棒のような物で打たれるイメージがありますが、こちらのお寺では一般の方が棒で打たれる事はないようです。時間の長さは相談できますが、15分間ほどの方が多いそうですよ。
いよいよ、坐禅を初体験。
坐禅体験をさせていただく場所は、実際に修行僧の方が寝起きされている「僧堂」。こういった場所で一般の方が坐禅を体験できるのは珍しいそうです。
中へ入る時は左足から。その後の作法なども教えていただきながら、畳の上へ上がらせていただき坐禅を組みました。
最初は慣れない場所で、ちょっぴり緊張。「自分には出来ないのでは」という気持ちもありましたが、坐禅を組み始めるとすごく貴重ないい時間を過ごせている事に気が付きました。
何も考えずに深くリラックスできて、あっという間に時間が過ぎていって…終わりの鐘が打たれた時は、こんなにも速く時間が経つのかとびっくりしてしまうほど!
テレビやスマホのある生活の中で「何もしない」時間というのは、想像以上に貴重なものなのかもしれません。感じ方は人それぞれだと思いますが、私にとってはとても有意義な時間になりました。
ご法話をいただき、最後は御朱印を。
坐禅体験の後は有り難いご法話をいただきました。ご法話を聴いた後に今回の体験を振り返ると、より一層意味のあるものに感じられました。
そして最後に御朱印をいただきます。御朱印帳をお持ちでない方は購入する事もできます。こちらのお寺の御朱印帳には素敵な絵が描かれていて、入山許可証もいただけます。「是非またこちらのお寺を訪れたい」と思っていたので嬉しいです!今回の坐禅体験は、本当に貴重な経験になりました。
(写真は撮影のためマスクを外しています。)
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執筆者:Yamashiro Journey